NHK札幌放送局のアナウンサー船岡久嗣容疑者が、後輩女子アナの住居への不法侵入で逮捕されました。
この「後輩女子アナ」については明らかにされていませんが、山内泉アナウンサーであると言われています。
船岡アナは、山内アナに対してストーカー行為を行っていたようですが、2人が親しくなったきっかけや、船岡アナがストーカー行為を行うようになった背景はどのようなものだったのでしょうか?
詳しく見ていきたいと思います。
NHK船岡久嗣アナがストーカーになるまで
相撲やスポーツ実況の分野で活躍し、エリートコースを歩んでいたとされる船岡アナ。
ストーカー行為を行うようになるまでに、山内アナとの間に一体どのようなことがあったのでしょうか?

出会いは金沢放送局
船岡アナは、2019年8月から2022年7月まで金沢放送局で勤務しており、一方、山内アナは2018年4月から2021年3月まで金沢放送局に勤務していらっしゃいます。
金沢放送局時代では、船岡アナが山内アナの指導役を務めていたそうで、いわば先輩後輩の間柄だったようです。
親密になったのは相撲がきっかけ
「デイリー新潮」によると、船岡アナの経歴は以下の通り。
船岡アナは早稲田大学政治経済学部を卒業した後、NHKに入局。地方局の勤務を経て、2010年に東京アナウンス室に異動。相撲中継やフィギュアスケートの実況中継で評価を高めた。
デイリー新潮
特に相撲の実況に関しては、船岡アナは一目置かれる存在だったとも。
「相撲やスポーツの実況アナは志願者が多い狭き門。船岡さんはそこで生き残ってきたエリートといえます。
また、NHK内部では相撲に携わる仕事をしている人の集まりを“相撲班”と呼びますが、船岡さんは“相撲班”の一員として一目置かれる存在でした」(NHK関係者)
デイリー新潮
NHKのスポーツ中継は大相撲、プロ野球、Jリーグが三本柱。
相撲だけで十数人のアナがいてBSやラジオからスタートし十両、幕内と番付が上がる。船岡容疑者はその中で「準エース格」(関係者)
産経スポーツ

そんな「“相撲班”の一員として一目置かれる存在」とも、「準エース格」とも言われる船岡アナに対し、
山内アナも「実は相撲好き」だったようで、相撲をきっかけに親しくなっていったようです。
「船岡アナは相撲の実況をやっているので力士の知り合いが多く、よく力士たちと会合をやっていた。
金沢で一緒に働いていた時、それを知った後輩女子アナが船岡アナに“会合に連れて行ってほしい”と頼んだ。
で、そのようなことが何度かあったうちに親密になっていったと聞いています」(NHK局員)
デイリー新潮
二人の親密さが問題に
“相撲班”の一員として一目置かれる存在だった船岡アナと、相撲好きな山内アナ、相撲がきっかけで親しくなったようですが、船岡アナには妻と二人の息子さんがいらっしゃるため、
その二人の親密さは局内では問題視され、その後異動に。
その後の赴任先は、山内アナは東京アナウンス室へ、船岡アナは札幌放送局に。
そして、船岡アナは、スポーツ実況から外れることになりました。
“相撲班”の一員として一目置かれる存在だった船岡アナにとっては、そのことがとても無念だったのでは?と思われます。
加えて、山内アナとの関係も壊れてしまったとのことです。
「船岡アナにとっては不貞で、そのことも問題視されて札幌行きが決まったと聞いています。
その後、二人の関係がどうなったかは不明ですが、ある時点で船岡アナは“捨てられた”。
後輩女子アナが電話に出なくなったことで、船岡アナがストーカー化した、ともいわれています」(NHK局員)
デイリー新潮
処遇の違いに不満か?
「“相撲班”の一員として一目置かれる存在だった」という船岡アナ、山内アナとの関係が問題視され、札幌放送局に異動になっただけでなく、スポーツ実況からも外されることとなったのに対し、
山内アナは東京放送局に異動となり、入局6年目にして「ニュースウオッチ9」のキャスターに抜擢されました。
これは、歴代最速の大出世だそうです。
この山内アナの「歴代最速の大出世」には、船岡アナの力もあったようで、
「彼女のことをたいへん買っていて、『金沢にはいいコがいるよ』と、先輩アナなどにアピールしていたそうです。
そのおかげもあってか、彼女は異例のスピードで出世しました」(前出・NHK関係者)
FLASH
「大相撲の中継などで実績のあった船岡アナが札幌に異動になったのも、2人の関係が局内で問題視されたといわれています。
船岡アナはスポーツ中継から外され、精神的に追い詰められていった。
一方、後輩アナは東京に転勤し、報道番組の看板アナを務めるなど、立場が逆転した。
船岡アナにしてみれば、自分が彼女を一人前にしたという自負があったようです。
そんな船岡アナにへきえきしたのか、後輩アナは次第に船岡アナを遠ざけるようになった。
相手にされなくなった船岡アナは執拗に後輩アナを追いかけ回すようになり、ストーカー化したのかもしれません」(テレビ局関係者)
日刊ゲンダイ
関係が問題視され、勤務地が移動になった2人。
かつて指導していた後輩の出世は、本来ならば嬉しいことかとは思うのですが、その一方、自分自身は東京に帰ることができず、スポーツ実況からも外された・・・となると、
船岡アナをストーカー行為に駆り立てたのは、恋愛感情だけではないのかもしれません。
船岡久嗣アナが山内泉アナに訴えたかったこと
「FLASH」によると、捜査関係者の話として、船岡アナは、「頼みたいことがあり、会いに行ったようだ」とされています。
また、このような証言も。
「活躍するAさんに対し、船岡容疑者は好きな仕事を外されて札幌へ。その処遇の違いにどうしても納得がいかず、Aさんと会おうとしたようなんです」(NHK関係者)
東京スポーツ
昨年8月。金沢放送局から札幌放送局に赴任した際、スポーツ中継から外されたのだ。
自身のツイッターで担当から外れたことへの寂しさをつぶやいていたが、「中継スタッフにも不満をこぼしていた。本当に納得がいかない様子だった」とはNHK関係者。
東京スポーツ
以下、船岡アナのツイート。
「頼みたいことがあり、会いに行った」という供述が本当だとすると、一部報道にあるような「何度も交際を迫っていた」などという、「恋愛感情のもつれ」ではなく、
二人の関係を、一方的に船岡アナが悪者のように上層部に捉えられていて、このような人事になっていたのであれば、
仕事の面において、もう一度、自らがスポーツ実況の場に戻れるよう、上層部に働きかけてほしいなどの「お願い」をしたかったという可能性もあるような気がします。
ですが、船岡アナには、ストーカー規制法の“禁止命令”が出されたため、もう山内アナに「お願い」をすることも叶わなくなりました。。。
まとめ
邸宅侵入の罪で逮捕されたNHK札幌放送局の船岡久嗣アナウンサー。
船岡アナは、山内アナに対してストーカー行為を行っていたようですが、2人が親しくなったきっかけは相撲。
NHK局内において、相撲に携わる仕事をしている”相撲班”の一員として一目置かれる存在だった船岡アナは、力士の知り合いが多く、よく力士たちと会合を行っており、
そのことを知った相撲好きの山内アナが「会合に連れて行ってほしい」と頼んだことから親しくなったようです。
二人の親密ぶりが問題になったことで、船岡アナはスポーツ実況から外されてしまったのに対し、山内アナは異例の大出世。
ストーカー行為を行ったのは、「頼みたいことがあったから」としている船岡アナ。
その供述が本当なら、「恋愛感情のもつれ」ではなく、その処遇の違いに納得がいかず、スポーツ実況の場に戻れるよう、上層部に働きかけてほしいなどの「お願い」をしたかったという可能性もあるような気がします。
果たして、真実は明らかになるのでしょうか?
【追記】
東京地検は3月29日までに、船岡久嗣アナウンサーを不起訴処分としました。
東京地検は不起訴の理由を明らかにしていません。
不起訴処分となったことで、この事件の真相もこれで分からなくなってしまうのかもしれませんね。。。
また、船岡久嗣アナウンサーに対し、4月28日に発令されるNHKからの処分は「諭旨免職」であることが明らかになりました。
「諭旨免職」とは退職を推奨するという意味ですが、事実上の解雇処分となります。
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