2022年大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」に出演、ソロデビュー35周年の母・工藤静香さんとの親子共演されたモデルでフルート奏者のCocomiさん。
Cocomiさんの紅白出演に関しては、話題性がある分、様々な意見がネット上に寄せられており、好意的な意見もみられるものの、一方では「親の七光り」という辛辣な意見も少なくありません。
そこで、Cocomiさんのフルートの実力について、紅白や題名のない音楽会での評価を元に調査してみました。
Cocomi プロフィール
Cocomi
本名:木村 心美
生年月日:2001年5月1日
出身:東京都
父:木村 拓哉
母:工藤 静香
妹:Kōki,
Cocomi フルート奏者としての経歴・実力は?
3歳からバイオリンを習い始めたCocomiさん。
当時鑑賞したアニメ映画『耳をすませば』で、登場人物の天沢聖司がバイオリンに夢中な姿に憧れて音楽教室に通い始めたとのこと。
しかし、11歳の時にレッスンを受けていると、隣の部屋から聞こえてきたフルートの音色に魅了されフルート演奏を学ぶことになったそう。
小学生の頃から音楽コンクールに出場し、優秀な成績を修めていて、
第23回ヤマノジュニアフルートコンテスト小学生の部で最優秀賞入賞。
第73回全日本学生音楽コンクールでは、予選を勝ち抜き東京大会に出場。
第2回日本奏楽コンクールにおいて準グランプリ入賞(管楽器部門 高校の部)。管楽器部門1位、フランス近代音楽賞受賞と、数々の賞を獲得されていらっしゃいます。
また、2020年3月には桐朋女子高等学校音楽科を卒業され、同年4月に桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマ・コースに進学(2023年3月卒業)後は、桐朋学園大学教授であり、NHK交響楽団首席フルート奏者を務める神田寛明さんに師事されています。
2021年に行われた東京フィルハーモニー交響楽団によるニューイヤーコンサートでは、フルート奏者として参加し、セシル・シャミナードのコンチェルト『フルートとオーケストラのためのコンチェルティーノ作品107』を独奏。
4月29日には、デビューアルバム『de l’amour』がNYの名門レーベル「DECCA GOLD」から発表されました。
Cocomi 『題名のない音楽会』での評価
Cocomiさんは、5月3日放送の『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)にご出演されたのですが、その時のCocomiさんの演奏を、音楽ライターの小室敬幸さんは『女性自身』においてこのように語っていらっしゃいます。
「Cocomiさんの誰の耳にも明らかな優しく繊細な音色は、彼女の師匠である神田寛明先生譲りです」
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2094877/2/
神田寛明先生とは、桐朋学園大学教授であり、NHK交響楽団首席フルート奏者を務める神田寛明さん。
「神田先生はフルート奏者としては珍しく、(古楽器ではない)木製のフルートを使用していることで知られているのですが、その楽器を作っているのがアメリカのパウエル社。
Cocomiさんは曲によって金属製のフルートを3種、使い分けているそうですが、これらは師匠と同じパウエル社の楽器なのです」
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2094877/2/
また、番組内で披露された曲、「愛の小径」「エストレリータ」はCocomiさんののデビューアルバムにも収録されていて、
レコーディングにも参加したチェリストの佐藤さん、ピアニストの金子さんとの演奏だったそうなのですが、アルバムに収録されている楽曲と聞き比べてみると、明らかな違いがあったそう。
「アルバムの録音時に解釈が作り込まれているのでしょう。基本的な方向性は変わっていないのですが、そこにライブ感が加わっていたのが印象的。
特に『愛の小径』で2番に相当する箇所では、歌い出しからアルバムよりも盛り上がっていて、それを受けトリオ全体が熱量を帯びてくると、チェロの佐藤さんが短いソロをかなり強めに歌い出したんですね。
すると、すかさずCocomiさんも熱く反応し、全員でクライマックスを築いていきました」
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2094877/3/
音楽ライターの小室さんによると、そのようなライブ感が生まれるのは、演奏者たちのコミュニケーションがあってこそとのこと。
「いくら楽器が上手くても、こうした演奏上のコミュニケーションが成り立たないと、共演者はただ合わせるしかなくなってしまいます。
でもCocomiさんは共演者の音楽を尊重し、引き立てるのも巧み。
番組で共演していた3名の音楽家は全員、世界に通用する実力をもっているのですが、全く引けをとっていないばかりか、年齢を考慮すれば今後もっともっと伸びる可能性があるなと思います。
語学も堪能なようですから、日本だけで演奏活動をするのではなく国際的に認められる存在になって欲しいですね。
4曲目のラフマニノフの『ヴォカリーズ』を聴きながら、そう感じました」
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2094877/3/
Cocomi 『紅白歌合戦』での評価
2022年大みそかの「紅白歌合戦」では、母・工藤静香さんはパープル、娘のCocomiさんはゴールドのドレス姿で登場。
久しぶりの紅白のステージ、加えて娘のCocomiさんとの共演ということで緊張されていたのか、「黄砂に吹かれて」が始まってすぐ、「忘れたくて 忘れた」を「なくしたくて なくした」と間違えて歌ってしまった工藤さん。
歌い終わるとCocomiさんと顔を見合わせて苦笑していた姿が印象的でした。
Cocomiさんのフルートも母の工藤静香さんの力強い歌声に合わせてなのか、繊細ながらもなんだか力強くてとても聴きごたえがあったように感じました!
SNSにもこんな声が・・・!
相変わらず、母・工藤静香さんの「ゴリ押しでは?」との意見も散見されはしましたが、以上のような好意的な意見も数多く見られました。
まとめ Cocomiのフルートの実力は?
幼いころから音楽に親しみ、小学生の頃から音楽コンクールで数々の賞を受賞してきたCocomiさん。
現在もNHK交響楽団首席フルート奏者を務める神田寛明さんに師事されており、
紅白歌合戦よりも一足早くご出演された『題名のない音楽会』での演奏では、音楽ライターの小室敬幸さんから「(師匠である神田さん譲りの)誰の耳にも明らかな優しく繊細な音色」と評され、
「共演者の音楽を尊重し、引き立てるのも巧み」、「日本だけで演奏活動をするのではなく国際的に認められる存在になって欲しい」と絶賛されています。
ご両親がとても有名な方だけに「親の七光り」、ともすれば「親の十四光り」などと揶揄されることもありますが、フルート奏者としての実力は充分お持ちなのではないでしょうか?
これからのご活躍も楽しみですね!
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